【登場人物】 Tom 僕の大学時代からの友人。正確に言うとサークルの先輩だが、同い年。ガイジンではなく、身も心も、もちろん見た目も全くの日本人。香港に行ったときは何度か香港人に間違えられたので、強いて言うなら中華系か。英語堪能、ドイツ語少々。海外旅行の強い見方。 Mr.X 言わずと知れたこのサイトの管理人。筆者。僕。 |
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5:55携帯電話の目覚ましの音で目覚める。早い。めちゃめちゃ早い。顔だけ洗って出かける。顔がむくんで髭が剃りにくい。 スーツケースを借りるため、昨晩実家に戻ってきたのだが、そこでの会話。父「お前、明日何時に出るんだ?」僕「6時すぎかな。飛行機が10:10に飛ぶので8時半くらいにはつかないと」父「なんでそんなに早く行くんだ。9時すぎで十分だ」。僕の家ではギリギリが美徳とされることを改めて確認。ものごごろついたときから、時間に余裕を持って行動しろといわれた覚えがない。僕の遅刻癖の原点はここに違いない。 連休絡みで長期休暇が取りやすい日程とあって、空港は大賑わい。早め(でもないけど)に来てよかった。団体客の間を潜り抜けてStarAllianceのデスク近くの椅子に落ち着いたところで、 Tom(日本人)と会う。彼も朝食を取っていないので、チェックインを済ませてマックへ。彼はチーズバーガーのセットを、僕は隠れながら、おにぎりを食べた。 |
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10:45、ようやくTake off。出発は10:10なので、30分以上飛行許可待ちと空港内移動。飛行機にも行楽渋滞があるらしい。 しばらくして最初の食事。飲み物とおつまみに続いて、大きなトレーに乗った食事が出された。メニューの選択はなし。チキンソテーのトマトソースにブロッコリーとニンジンとフェトチーネの付け合せ、ポテトサラダ、パン、冷かけうどん、ケーキ。それにオーダーでビールと煎茶。パンはビニル袋に入ったやつではなく、バスケットから取らせてくれる。しかも暖めてある。オーストリア航空には初めて乗ったのだが、ポイント高い。 |
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1度目の機内食までのレポートを書いたり、昼寝したり、映画を見たりして、割合退屈しないで時間が過ぎる。尻が痛いのだけが辛い。 2度目の機内食。今度はシンプルにサンドイッチといなり寿司、フルーツ、コーヒー。コンビニで売っているのと同等で、特にウマくはない。br> エコノミークラス症候群が話題になってからか、積極的に水分を取らせるようにしているらしく、時々飲み物のサービスが来る。至れり尽くせり。ちなみに、途中でおにぎりのサービスがあったので実はもう一食食べている。 |
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搭乗しておよそ12時間後、無事にウィーン空港到着。エアポートバスでウィーン西駅まで行き、雨が降っていたので1kmくらいをタクシーでホテルへ。チェックイン後、一休みしてから町の中心へ行ってみることに。 シュテファンプラッツStephansplatzの近くで本当の夕食を食べる。この辺は正にウィーンの中心で、シンボルともいえるシュテファン寺院があるので観光客も多く、店も観光客相手のものが多い気がする。それを避けるように少し歩いたところで、手ごろなイタリアンレストランCASA ROMANAを見つけて入った。階段で地下に降りたところに、ゆったりとテーブルが並んだワイン蔵風の空間がある。 食べたのは、白ビールとズッキーニのクリームスープ、ミックスサラダ、ハムときのこのピザ。サラダはボウルいっぱい、ピザは直径30cmくらいある。何とか食べきったが、コーヒーを頼む余裕はなかった。 |
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7:00起床、2日目スタート。昨晩書いたこのレポートをアップしてから、ホテルの食堂で朝食。今回のホテルは、4ッ星(でも開業サービスで安い)なので、何一つ不満ない。朝食も然り。 ヨーロッパのホテルは、ビュッフェ形式の朝食が多い。ハム、チーズ、卵料理、フルーツ、ヨーグルト、シリアル、パンなどが数種類ずつ並んでいる。写真左上に写っているのは、パイナップルを加えたヨーグルト。パンがウマい。 |
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ホテルから歩いて美術史博物館へ向かうが、入り口が見つからず周りを一周したところで、10時開館であることに気づく。諦めて王宮へ。王宮内部と食器コレクションを見て、王宮ミヒャエル門から続く高級ショップ街であるコールマルクト周辺をフラフラ。 昼食はコールマルクトのノルトゼーNORDSEEへ入る。ドイツにもある、シーフード中心のファーストフードチェーン店。サバ(?)のバケットとモッツェレーラチーズのバケット、コーラで6.1euro。前者は大きな魚の酢漬けとオニオンスライス、トマト。後者は大量のモッツェレーラチーズとハム、レタス、トマト。中身ももちろんだが、なんと言ってもこっちでおいしいのはパン。日本で食べるフランスパン風の歯ごたえがありながら、さっくり噛み切れる感じ(説明が難しい...)が、日本では未だにお目にかかっていない。 |
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時計博物館で古い振り子時計や懐中時計などを見てから、グラーベンでペーター教会に立ち寄ってから、再びシュテファン寺院へ。昨日は外から眺めただけだったので、今日は中を見物。その大きさと装飾の懲り様に言葉を失う。 足が疲れてきたので、ケルントナー通りを歩いて国立オペラ座のはす向かいにあるスタバで一休み。メニューは東京とほぼ同じだが、アイストールラテが税込みで3.8euroなので、消費税が20%であることを含めても価格は高い。 ちなみに、写真の反対側は映画「第3の男」にも登場した5ッ星ホテルザッハー。中を覗きに行こうかと思ったが、人がごった返してたので断念。 |
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休息の後、王宮庭園を抜けて美術史博物館へ。ハプスブルグ家が収集した膨大な数の絵画や、エジプトの遺跡から奪ってきた(?)美術品などが展示されている。膨大すぎて2時間余りでは見きれなかった。収蔵品だけでなく、建物の入り口ホールからその上部に至る部分の意匠も凄い。思わず天井を見上げて固まってしまう。 夕食はホテルの近くの店(名称失念)で。ドイツ語メニューの解読に格闘していたら、理解度40%で概ね決めた頃に英語メニューを持ってきてくれた。始めから聞いてみるべきだった。 写真左上は濃い褐色で甘みのあるデュンケルビール。左下はウィーン風スープ。メニューでは牛肉と野菜のスープと説明されていたが、要はビーフコンソメのスープ。右上はウィーン名物の子牛のシュニッツェル。肉をたたいて薄く延ばしたカツ。でかい。写真の10euro札と比べて欲しい。付け合せはポテトサラダ。こちらもボウル一杯。右下、メニューでは小コーヒーとなっていたが、要はエスプレッソ。 |
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昨日より少し寝坊して7:40起床。本日も晴天。出かける支度をして朝食へ。 今日もあまり変わり映えしないものを選んでしまった。カボチャの種(?)の入ったパンにハム数種類、トマト、ミックスフルーツ入りヨーグルト、グレープフルーツジュース、コーヒー。チーズ風に見えるのはバター。やはりパンが旨い。 |
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今日は市街北部にあるハイリゲンシュタットHoiligenstadtへ向かう。ここはベートーベン所縁の地であると同時に、ウィーン産ワインの元になる葡萄の産地でもある。標高500mにも満たない丘に登っていくと、見渡す限りのブドウ畑が広がる。頂上まで歩いて登り、帰りはバスで途中のグリンツィングGrinzingまで来て、ホイリゲと呼ばれるワインの造り酒屋が営む食堂で昼食を取る。 まずTom(日本人)が選んだ青りんごのワインに便乗。すっきりしたワインだ。続いて、店員の勧めで頼んだカボチャのスープ。これが大当たりだった。ドロッとした甘みのあるものをイメージしていたら、甘みはほとんどない代わりに味が濃縮されたスープが来た。Tom(日本人)曰く、垂らしてあるのは、葡萄の種を絞った油だとか。メインはソーセージのグリルにポテトとザワークラウトを添えたもの。典型的なドイツ料理だ。さすがにソーセージは旨いが、大量のザワークラウトにはやや閉口。最後にウィンナーメレンゲと書かれたコーヒーを頼む。どんなのが出てくるか期待したが、スタバのラテに近い。 |
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トラムと地下鉄に乗ってウィーンミッテ駅まで移動。ウィーンのモダンアーティストであるフンデルトヴァッサーHundertwasserの作品を見に行く。フンデルトヴァッサーハウスは彼がデザインした公営の集合住宅。内部は見ることが出来ないが、カラフルでメルヘンチックな外観だけでも一見の価値がある。続いて彼の作品を展示しているクンストハウスウィーンへ。絵だけでなく、建築作品や、それらの元となる彼の考え方などが分かって興味深い。特別展示のアリック・ブロイアーArikBrauerも現代のアーティストだが、自然と人間の関係を通じて、戦争を始めとした人間の様々な営みに対する数多くの投げかけをしており、見ていて精神的に非常に疲れた。 非常に疲れてしまったので、ガイドブックに載っている店へ向かう。日本語メニューが有難い。まずビール。昨晩に続いてデュンケルを飲む。スープはえんどう豆のスープを頼んだのだが、なにやら天かすのようなものが浮いたコンソメスープが出てきた。豆を油で揚げたのか(不明)。メインは茹でた豚肉にデミグラス(っぽい)ソースがかかったもの。いちおう「ウィーン家庭料理」の欄にあった。付け合せはクネーデル、つまり小麦粉の団子。なんだか肉と炭水化物ばかりだ。 |
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7:00起床。今日もいい天気。 あることには気づいていながら、毎日何故か取れずにいたチーズ。今日はしっかりと取らせていただいた。パンはクロワッサンとライ麦パン。ソーセージとピクルスも初めて取ってみた。ジュースはアップル。 ライ麦パンは重量感があって密な感じ。内部はねっとりとしていて食べ応えがある。味のほうは酸味があって、好みが分かれると思う(僕は好き)。 |
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今日はウィーンの南方にあるバーデンBadenという温泉保養地に向かう。国電の普通列車に乗って30分余り、葡萄畑と小さな集落を抜けて到着。綺麗に整備された公園や湯治のための病院、温泉プール、カジノなどがある。また、ここにもベートーベンが暮らした家がある。 コストと労力を削減するため、昼食にまたしてもNordseeのお世話になった。今日はサーモンと卵のバケット(写真左)と白身魚のフライのバケット、スプライト。サーモンは妙に毒々しい色で、塩味が強め。白身魚にはタルタルソースがかかっているのだが、もっと隅までかけて欲しかった。相変わらずパンは旨い。 |
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バーデンからローカルの私鉄に乗って、やはりウィーン郊外にある巨大なショッピングモールSCSへ行く。広さ23m3もの敷地に様々な店舗が入っている。2本の道に挟まれた細長い敷地に、鰻のように2階建ての建物が続いているので、端から順に見ていくことが出来る。1階を端まで歩き、2階を見ながら戻ってきて、休憩とする。 ウィーンで最も多く出会うコーヒーショップといえばSegafredoだ。スタバやタリーズ、シアトルズベストなどの米系とは違って、イタリアの雰囲気が漂っている。頼んだのはカフェマキアートだが、やはりスタバのそれとは異なっている。エスプレッソにスチームドミルクを加えたものなので、コーヒーはかなり苦く、量の少なめ。 |
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SCSから戻ってきて、建築的に有名なカールスプラッツKarlsplatzの駅舎と、その近くにあるセセッションSecessionを見る。後者は100年以上昔にデザインされたとは思えないモダンなもの。 夕食は一旦ホテルに戻ってから、近くのインド料理店で食べる。今日のビールはWieselburgerというオーストリアの(?)ビール。味は至って普通だ。続いて魚のスープ。ブイヤベースのような風味で、白身っぽい魚が入っており、少しパクチーが散らしてある。旨い。カレーは、左がTom(日本人)が頼んだマトンカレー、右は僕が頼んだチキンのカレー。それに、ライスは長粒米のサフランライスで、グリンピースとレーズンが入っている。上にはココナッツがかけてあり、かなり凝っている印象。味のしっかりしたカレーだが、我々に配慮してくれたのか、あるいは、ここウィーンで辛いのが受け入れられないのか、全く辛くない。Tom(日本人)も僕も比較的辛いのには強いので、もう少し辛くても良かった。 しかし、日本食とは似てもつかないのに、ライスを食べると落ち着くのは何故だろう。 |
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7:00起床、のはずがグズグズしていて7:20起床。眠い。 今朝はハム4種にソーセージ、スクランブルエッグ、チーズ、ピクルス。パンはライ麦パンとかぼちゃの種の入ったパンにレバーペーストとバター。オレンジジュースとコーヒー、デザートにブルーベリーのヨーグルト。てんこもりだ。 野菜が無いし、全体的に繊維ものが少ないので、お腹のためにもヨーグルトは欠かせない。 |
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今日は、シェーンブルン宮殿Schloss Schonbrunnに行く。ヴェルサイユ宮殿を凌ぐことを狙って作られ、マリア・テレジアが愛したといわれる宮殿だ。さすがにここは屈指の観光地とあって、門の前には観光バスが並び、小学生の社会科見学(?)あり、ドイツ語やらスペイン語のガイドが先導する団体客ありで、個人客にはやや迷惑なほど賑わっている。豪華絢爛な室内装飾は言うまでもないが、広大な敷地に手入れの行き届いた庭園が広がり、その規模に圧倒される。 天気も良かったので庭園の隅まで歩いたのだが、行きはよいよい帰りは...。駅まで戻ってくる頃には12時半を回り、おなかが空いてきた。何かあるだろうと目当ての店を決めずにマリアヒルファー通りMariahilfer Str.まで移動。ここは若者向けの買物街なので、レストランもファーストフードばかり。散々彷徨った挙句、好奇心からウィナーシュニッツェル専門のファーストフード店、その名もSchnitzelhausに入る。肉が豚、牛、子羊と選択でき、注文してから衣を付け、揚げてくれる。チーズを入れるなどのオプションもあり。しかし、付け合せはフライドポテト。パンもご飯もなし。ケチャップは付くが、これはポテト用。うーむ。 |
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遅めだった昼食の後、ホテルに戻る。歩き回り過ぎて疲れてしまったのもあるのだが、もう一つ理由が。今夜はオペラを見るので、着替えなくてはならないのだ。 国立オペラ座Staatsoperにて観るのは、ラインの黄金Das Rheingoldのプロローグ。折角ウィーンまで来るんだからオペラぐらい見ておこう、という非常に低レベルな動機なのだが、事前に準備していたプランだ。そういった日本人は多いらしく、劇場にも日本人が目立つ。しかもこのオペラ座のスポンサーはLEXUS、つまりトヨタだ。 ここでは一つの作品を1回しか演じない。そういうものらしい。チケットは非常に細かく(10以上?)ランク分けされており、下は3.5Euroから上は160Euro程度まで幅広い。開園間際になると、空いている席が格安で販売されるシステムは見習うべきと思う。ちなみに僕らの席は70Euroで、中程度のランク。 内容のほうは、台詞がドイツ語なのでガイドブックに日本語で書かれたあらすじ程度にしか理解できないのだが、普段馴染みのないオペラというものや劇場の雰囲気などに浸ることが出来て良い経験であったといえよう。 余韻に浸りつつ、オペラ座の近くのレストランで遅めの夕食を取る。メニューが良く分からなかったので、ビールとトマトサラダと併せて適当に頼んで出てきたのがコレ。真ん中にあるのはクヌーデルで、ソースは濃厚なクリームに肉のダシが加わったような感じ。小さく刻んだ肉が入っており、食べた感じは心臓と思われる。ウェイターがしきりに胸に手を当てて"hearts"と言っていた気がするし。 |
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7:10起床、眠いが起きなくてはならない。 今日初めてセレクトしたのはクリームチーズとパン。写真上部に写っている三角のがそう。パンはわりと軽い感じで、上に砂糖がついている。食べるときにこれが散らばって始末が悪い。軽かったので、もうひとつ細長いライ麦パンを食べた。Tom(日本人)曰く「よく朝から食べられるねぇ」。へっちゃら。 |
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今朝はいつもより少し急いでいる事情があって、それは、レンタカー屋に8:30までに行かねばならなかったこと。今日はドライブなのだ。市街中心部の国立オペラ座近くから西に向かって走り、アウトバーンを飛ばして1時間半余り。巨大な修道院がそびえ立つメルクMelkという小さな街に着く。ここはベネディクト会の総本山で、豪華絢爛な城に貴重な絵画や書物が収蔵されている。 昼食はその街の食堂で。やたらbitte(「どうも」)を連発するおばちゃんの店。メニューが手書きのドイツ語で、全く理解できなかったので、6つあった今日の定食の1番目を頼んだところ、出てきたのがこれ。コーンクリームスープ、温野菜のサラダ、鱒の塩焼きのポテト沿え。スープはインスタントっぽい感じ。サラダは普通においしい。鱒は軽く小麦粉をまぶしてフライパンで焼いてあり、レモンとサワークリームが添えてあった。魚が出てくると思ってなかったので、肉ばかり続いて辛かった身にはちょっと嬉しい。 |
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昼食後、北に足を伸ばしてデュルンシュタインDurnsteinという街に行く。ここは水色の塔を持つ修道院と、急な丘の頂上に残る城跡が見もの。このあたりの町はどこもそうだが、地ワインもある。Tom(日本人)は試飲して2本ほど買い込んでいた。 アウトバーンを飛ばしてウィーン中心部に戻ってきたのが、レンタカー屋が閉まるギリギリの18:30。無事に返して一旦ホテルに戻ってから、カールスプラッツKarlsplatz近くにあるギリシャ料理店へ。 まず頼んだのはギリシャ料理で定番の食前酒だというウゾ。ストレートで飲むのだが、独特の香りとアルコールの強さが印象的。続いて、メニューには無かったが、野菜が食べたくて頼んだグリーンサラダ。ただレタスを刻んだだけのものが出てきたので、テーブルにあったワインビネガーとオリーブオイル、塩コショウをかけて食べる。野菜万歳。2杯目はビール。ウィーンでは最もメジャーだと思われるGosser。メインはラム肉のバーベキュー。味のついたライスとヨーグルト、トマト、オニオンスライス、ラタトゥーユ風のナスなどが添えられている。付けあわせが豊富なのが非常に嬉しい。 |
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7:30起床。疲れもあってだんだん寝起きが悪くなってきた。 あまり変わり映えしないが、今朝はゆで卵とシリアルがニューフェイス。シリアルがあることは気づいていたが、6種類も用意されているのには驚いた。いわゆる普通のコーンフレークや細かくしたドライフルーツ、チョコフレークなどの他、日本では見たことの無いようなサイコロ状のシリアルなどもあって興味深い。 |
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今日は市庁舎周辺から旧市街を歩く。国会議事堂Parlamentを外から眺めてから、市庁舎Rarthaus、ウィーン大学Universitatを見て、ショッテン教会Schottenkirche、フェルステル宮PalaisFerstelと歩く。教会や宮殿はもちろんのこと、こちらでは市庁舎もめちゃめちゃ豪華。立派な尖塔を持ち、窓の一つ一つにも装飾が施されている。こんな豪華な市庁舎を建てて市民は怒らないのかなどど話していてのだが、19世紀の終わりに建てられており既に100年以上使われていると気づき、納得。その後、旧市街を抜けて、多くの観光客とともにアンカー時計でからくり時計の正午のショーを見る。 世界中どこに行っても必ずあるマクドナルド。ウィーンのマックも一度入ってみようということで、ケルントナー通りKarntnerStr.のマックに入る。 頼んだのはChickenPremireMenuという、バリューセットに相当するもの。チキンタツタに似た、巨大なナゲットとレタスとマヨネーズとチリソースを少しグレードの高いバンズにはさんだものと、ポテトとドリンクで4.75euroだ。チリソースは、チキンナゲットを頼んだときに出てくるバーベキューソースに似ている。ちなみに、標準ではポテトもドリンクもSサイズだが、両方とも日本でいうMサイズ相当だったりする。 (帰国してから分かったことだが、日本のマックでも9/22から期間限定で販売開始した「チキンフィレオ」だ。) ちなみにTom(日本人)が頼んだのはHumburgerRoyalというやつで、パテが厚いチーズバーガーだそうだ。味はほとんど変わらないとのこと。 |
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マックを出て、ウィーンミッテ駅WienMitte近くにあるオーストリア応用美術館に行く。「応用美術」とは家具や食器、建物といった、実用品における美術のこと。ゆったりとした空間の使い方や凝った展示器具も素晴らしく、キャプションを敢えてなくすといった展示へのこだわりも感じられる。さすが応用美術大学の付属美術館である。また、収容している建物(特に内部)も芸術品として一見の価値がある。 応用美術館で予想以上に時間をかけてしまったので、少しお土産の物色をし、ホテルに戻ってきた。いい加減ウィーン料理にも飽きてきたので、今日は封印していた伝家の宝刀、中華料理を選ぶ。 まずは今日もビール。続いて野菜スープ。ごま油風味の鶏がらスープにモヤシ、キャベツ、ニンジン、きゅうりなどが入っている。メインは豚肉とピーマンと玉ねぎの青椒肉絲と、鶏肉と筍とキノコの旨煮をTom(日本人)とシェア。それにご飯(SteamedRice)。メインはどちらも、中華料理としてはそれほど旨くはないが、今の我々には非常においしく感じられる。箸で食べるのも久しぶりだ。 |
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7:25起床。 ほとんどビュッフェのメニューに変化は無いのだが、パンとハムとチーズはどれも美味しく、飽きることはない。シリアルには欲張ってドライフルーツを含めてゴチャゴチャと詰め込んでみた。プレーンヨーグルトには缶詰のパイナップルをたっぷり。 最後まで食べまくりの朝食であった。 |
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チェックアウトが12時までOKと分かったので、部屋に荷物を置いたままフラフラとシュテファンプラッツStephansplatzから国立オペラ座Staatsoper付近に出かける。時間も中途半端だし、特に目的もないのでやや手持ち無沙汰。僕は歩き回っているのが好きなのだが、TOM(日本人)が歩くのを嫌うので、しばしベンチに座って行き交う人を眺める。 ホテルに戻り、チェックアウトした後、バスで空港へ。待ち時間に取った昼食は、空港の食堂で食べたウィンナー。やはり付けあわせはポテトフライ。感激は無い。 |
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帰りの飛行機に搭乗したら、時差調整のためか、すぐに夕食が出てきた。現地時間ではまだ夕食には早い。 イタリアンとチャイニーズから後者を選択。きしめんに豚肉の旨煮をかけた物と、何故か河童巻き。レタスを添えるのは如何なものか。暖かいパンと白ワイン、デザートのケーキとバナナ。チャイニーズと呼べるのはメインだけだ。 |
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希望者に配られていた夜食。最近改良されてリバイバルヒットしているのを知ってか知らずか、チキンラーメン。絶対的に美味しいものではないが、普段カップラーメンを食べるチャンスは少ないので物珍しいのもあるし、なにより「日本」を感じる。 |
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夜食から2時間20分後、なんと朝食である。時差調整のためか、妙に間隔が狭い。窓の外は陽の光でいっぱい。 朝食はバケットとパイとヨーグルトとオレンジジュースとコーヒー。 そして、日本時間21日9:00ちょっと前、成田到着。無事帰って参りました。 成田空港でTom(日本人)と別れて、小雨の中、昼前に実家に帰着。 |