やってみよう、たべてみよう

『うつのみや餃子まつり』

99/11/6

 那須に向かって東北道を走っていると、ラジオから「宇都宮では餃子祭りが開催されています...」。時計を見ると、鹿沼インターで降りて宇都宮市街に向かえばちょうど昼食の時間。これは行くしかないっ!と、いうことで、予定外の寄り道。
 そもそも、宇都宮が餃子で有名だなんて知らなかったよ。


お約束の大行列。

 パーキングエリアで購入した「るる○」以外、何も情報がないまま、とりあえずJR宇都宮駅前を目指す。市街に入っても祭りの雰囲気は全くない。途中で、有名な餃子専門店のある二荒山神社の周辺に目標を変更。
 大通りから一本入った道に、行列を発見。ガイドブックなどにも紹介されている有名店(らしい)「餃子のみんみん」だ。


「餃子祭り」はどこ?

Photo  まずはコインパーキングに車を停めて、「みんみん」周辺を探索。他にも餃子専門店はあったのだが、折角来たのでこの超有名店に行っとこう、ということで行列に参加。我らお上りさん。
 暇なので仲間に並んでおいてもらって、さらに周辺を散策。土曜の昼間だというのに意外と人が少ない。すこし寂しいくらい。ふと見ると、何やら商店街の福引き会場のような雰囲気。よく見ると「うつのみや餃子まつり」の看板。んー、これが「餃子祭り」の正体なのか?!
 寂しいぜ、宇都宮。

さすが餃子専門店。

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 期待したような「祭り」を見つけることができないまま、空いた腹を押さえて店に戻ると、仲間がもう少しで店に入るところだ。テレビ局が取材に来ていて、行列している人たちにカメラを向けて取材している。行列の後ろのほうから進んできて、だんだんと我々のところに近づいて来た。んー、勘弁してよ。
 インタビューをなんとか逃れたところで、2人くらいずつ店内へ。壁のメニューには餃子3種とライスだけ。んー、さすが餃子専門店。で、餃子3種類とライスを頼む。
 僕らが座ったのは厨房に面したカウンター席。少し高い台のすぐ向こうで餃子を焼いたり揚げたりしている。
 餃子が出てくるまでの間、店員さんの声が気になる。「4番スイヨウショウライス」「ヨウショウダブル」...。なんだそりゃ。少し考えれば分かるのだが、なんとも妙な感覚だ。
 そんなことを考えているところに、まず出てきたのが水餃子。大きな餃子が6つ椀に入って出てくる。箸でつまむと切れてしまうくらい柔らかい。猫舌の僕には一口で食べるのは少し辛い。
 次が揚げ餃子。全体がこんがりと黄金色に揚がっている。バリッとした食感もグー。中から肉汁が適度に出てきて旨い。なにしろ目の前で揚げているので、揚げたてそのもの。相棒は熱い肉汁で舌を火傷していた。要注意だ。
 最後に焼き餃子。とくにこれといって特徴もないのだが、中身と皮のバランス、全体の大きさが、長年の間に最適化されてきた感じがする。
 全体的に、特徴は全くなく、オーソドックスそのもの。しかし、非常に丁寧に作られている感じがする。餃子3皿とライスを食べて税込み760円。安い。ちなみに、生餃子の通信販売もしてくれるらしい。1箱5人前で1,050円(+送料)なので、以外と手頃だ。
 「ギョーザのみんみん」本店、028-622-5789。


「やってみよう、たべてみよう」表紙『おれんちのばんごはん』表紙ゲストブック




Last Update : 99/11/11
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