やってみよう、たべてみよう

『麻布十番で美味しいお蕎麦』

1998/10/18

 日曜日、秋葉原に買い物に行った帰りに、麻布十番で美味しいお蕎麦を食べてきた。麻布十番って一体何で有名なのかよく分からないが、確かなことは、美味しいものがあるということ。


麻布十番に老舗の蕎麦屋が2軒。

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 老舗の蕎麦屋といえば「更科」が有名だが、麻布十番には「総本家更科堀井」「永坂更科布屋太兵衛」の2軒がある。写真は後者「永坂〜」の「御前蕎麦」と「野菜天ぷら蕎麦」。
 日曜のお昼頃という時間帯であったためもあって、店にはひっきりなしに人が入っていく。若い夫婦やカップルが多い。通行人の会話に耳を傾けると「何食べようか」「美味しいお蕎麦が食べたいなぁ」「じゃあそうしようか」。
 店に入ると中は意外と広く、テーブル席と座敷席の間を店員さんが忙しそうに動き回っている。空き席があるところを見ると、席数というよりは厨房作業が客の回転を落としている気がする。

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 ここでは麺つゆが2つ出てくる。一つはたまり醤油っぽい甘さとコクのある「あまつゆ」、もう一つはだしの香りの強い普通のつゆ。これらを好みで混ぜ合わせて食べる。今回2人で食べに行ったのだが、すっかり2人分だと思って、気が付くまであまつゆだけで食べていた。(^^;
 野菜天ぷらは別段特筆することもない普通の天ぷら。衣がガリガリし過ぎていなくて美味しい。

お蕎麦は2種類。

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 左側はせいろに載ってきた「御前蕎麦」。ご覧の通り白っぽい。やや細く、粘りけが無く、つるつるした食感。味もさっぱりしていて、淡泊な感じ。蕎麦の実の芯だけを挽いた上等なそば粉を使って作っており、徳川家の将軍も食べたそうな。香りもしない気がするが、如何せん風邪をひいていて嗅覚には自信がないので信憑性はない。
 右側は「野菜天ぷら蕎麦」のほうの蕎麦。見た目がやや黒っぽい、いわゆる我々が普通に見る田舎蕎麦だ。こちらのほうが食べた感じ、ややねっとり感がある。個人的にはこちらのほうが好き。
 ちなみに値段は「御前蕎麦」750円(+Tax)、「野菜天ぷら蕎麦」1,480円(+Tax)。旨いが、量は多くないので割高感あり。

お蕎麦の後はたい焼き屋へ。

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 蕎麦を食べた後、今度はすぐ近くのたい焼き屋さん「浪花家総本店」へ。ここは、有名な「およげ!たい焼きくん」のモデルになった店なんだそうな。
 で、肝心なたい焼きなのだが、写真撮るの忘れて食べてしまった。なんたる不覚。(^^;
 そんなわけで文字だけでレポート。ここのたい焼きは皮の部分がカリカリしているのが特徴。中身のあんこはあまり甘くない。甘くないのに美味しい。食べながら一言、「やっぱたい焼きはあんこだよなー」。ちなみに1個150円。老舗だけに高い。
 その他にも、たい焼き屋さんの隣には「たぬき煎餅」。反対側の並びには、街角に胡麻油の良い香りを漂わせているおかき屋さん。いずれも昔からある有名な店ばかり。一度足を運んでみるべし。 


「やってみよう、たべてみよう」表紙『おれんちのばんごはん』表紙


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